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リズムで、はじめに覚えるのは、4分、8分、16分音符ぐらいなもんで、そこから、どう、それらを組み合わせていくかが、問題なのである。 よく、「グルーヴ」という言葉を使うが、ようするに“うねり”ということのイメージを描くことが大切。これは、機械ではやはり出しにくいものだ。 ちなみに、うねりと聞いて、「海」を連想した人は正解。波は2度と同じ形を演じない。 うねりを得たリズムは強力だ。生命力から、息吹までを感じる。 ギターでそれを出すには、まず奏法から。やはり、手元だけでなく、スピーカーまでを意識できるのが一番良いが、大切なのはトレーニング。 基本は、右手首の強化、および、左手のネックに対する握力の強化、そして心の持ち方であろう。 もちろん右手は、16から、8のミュートまで、自在に扱えなければ意味がない。 16と8の、どちらかは良いが、どちらかは苦手、になりがちではないだろうか? 後で詳しく説明するが、リズムは、細かく取ることが完璧に出来て、はじめて、大きく取ることができるのである。表面だけの波をざっと、では、うねりは出ない。 8から16を、出来る事なら32分で取れるのが一番良いが、32分で取ることの出来る人は大体、リズムを「点」ではなく「一本の線」で感じられることであろう。 あとはイメージの方向に話が行くので、本題に戻そう。 要するに、16と8の練習を「正しくする」のが基本である。 正しく練習しないから、どちらかに偏ってしまい、結果として、自分の音楽の幅をせまくしているのではないだろうか? ことプレイヤーは、自分と同一の楽器が入っている曲を多く聴いて来ている。 良い音源・演奏は、どこを取ってもうねりが重なって、巨大な映像となっている。 僕もロックギタリストだが、もとはフォーク、フュージョン…と、良いものは良いとして、なるべく幅広く聴いて来たつもりだ。 そして、自分でうねりを感じ始めてから、よりフォーカスできるようになった。個性も、より強くなった。 僕のトレーニング方法は、非常にシンプルだ。しかし、少々きついと思う。まあ、僕で少しきついと思う位だから、君ならそうでもないと思うよ(笑)。 楽しむ事を忘れてはいけない。笑顔はきっと“うねり”の中で、大事な役割を果たすと思う。 個性は人の数だけある。良い所を見つけて、引き出してあげる。これが良いプロデュースだと僕は思っている。 君の得意なビートから上手く発展させて、君自身のうねりを作っていく。 一流のプロは、まずバンドの中で、バスドラムを中心にリズムを作る。 スネアが中心と思っている人が、意外に多いのが現状のようだが、それは違う。バスドラムのわずか後にベースが来るからだ。 バスドラムはアタック、ベースがサスティーンと考える方が自然なわけだ。その上にギターが乗る。 ギターの位置はジャンルにもよるし、曲調にもよるが、引っ張るなら前ノリ、重くするなら後ノリで、ベースと同調したりする。 断っておくが、録音の際、僕は上手なテイクよりも、少し間違っていても、ノリが強調されているテイクを選ぶ。このことは、そのレベルでは普通のことである。 そうやって、録音して聴き比べる実験をしてみると、自分のリズムがよく見えるようになる。 マイクやレコーダーは、残念ながら正直だ。トレーニングの基礎をしっかりやっているか、いないかが、如実に出る。 まず、こういった基礎、現場での知識を持ち、日常のトレーニングをするのが、うねりを得る近道であることは、明確ではないだろうか? |