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■ リズムについて

リズムで、はじめに覚えるのは、4分、8分、16分音符ぐらいなもんで、そこから、どう、それらを組み合わせていくかが、問題なのである。

よく、「グルーヴ」という言葉を使うが、ようするに“うねり”ということのイメージを描くことが大切。これは、機械ではやはり出しにくいものだ。

ちなみに、うねりと聞いて、「海」を連想した人は正解。波は2度と同じ形を演じない。

うねりを得たリズムは強力だ。生命力から、息吹までを感じる。

ギターでそれを出すには、まず奏法から。やはり、手元だけでなく、スピーカーまでを意識できるのが一番良いが、大切なのはトレーニング。

基本は、右手首の強化、および、左手のネックに対する握力の強化、そして心の持ち方であろう。

もちろん右手は、16から、8のミュートまで、自在に扱えなければ意味がない。

16と8の、どちらかは良いが、どちらかは苦手、になりがちではないだろうか?

後で詳しく説明するが、リズムは、細かく取ることが完璧に出来て、はじめて、大きく取ることができるのである。表面だけの波をざっと、では、うねりは出ない。

8から16を、出来る事なら32分で取れるのが一番良いが、32分で取ることの出来る人は大体、リズムを「点」ではなく「一本の線」で感じられることであろう。

あとはイメージの方向に話が行くので、本題に戻そう。

要するに、16と8の練習を「正しくする」のが基本である。

正しく練習しないから、どちらかに偏ってしまい、結果として、自分の音楽の幅をせまくしているのではないだろうか?

ことプレイヤーは、自分と同一の楽器が入っている曲を多く聴いて来ている。

良い音源・演奏は、どこを取ってもうねりが重なって、巨大な映像となっている。

僕もロックギタリストだが、もとはフォーク、フュージョン…と、良いものは良いとして、なるべく幅広く聴いて来たつもりだ。

そして、自分でうねりを感じ始めてから、よりフォーカスできるようになった。個性も、より強くなった。

僕のトレーニング方法は、非常にシンプルだ。しかし、少々きついと思う。まあ、僕で少しきついと思う位だから、君ならそうでもないと思うよ(笑)。

楽しむ事を忘れてはいけない。笑顔はきっと“うねり”の中で、大事な役割を果たすと思う。

個性は人の数だけある。良い所を見つけて、引き出してあげる。これが良いプロデュースだと僕は思っている。

君の得意なビートから上手く発展させて、君自身のうねりを作っていく。

一流のプロは、まずバンドの中で、バスドラムを中心にリズムを作る。

スネアが中心と思っている人が、意外に多いのが現状のようだが、それは違う。バスドラムのわずか後にベースが来るからだ。

バスドラムはアタック、ベースがサスティーンと考える方が自然なわけだ。その上にギターが乗る。

ギターの位置はジャンルにもよるし、曲調にもよるが、引っ張るなら前ノリ、重くするなら後ノリで、ベースと同調したりする。

断っておくが、録音の際、僕は上手なテイクよりも、少し間違っていても、ノリが強調されているテイクを選ぶ。このことは、そのレベルでは普通のことである。

そうやって、録音して聴き比べる実験をしてみると、自分のリズムがよく見えるようになる。

マイクやレコーダーは、残念ながら正直だ。トレーニングの基礎をしっかりやっているか、いないかが、如実に出る。

まず、こういった基礎、現場での知識を持ち、日常のトレーニングをするのが、うねりを得る近道であることは、明確ではないだろうか?

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