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「良い音」とは何か? もちろんそこには、「主観」というものが前提にある。 しかし、多くの人は、比較すれば、大体同じ方向を向く。何事もそうだが、人それぞれの道があるが、だいたい基本〜応用までは、同じような道を歩く。 音も同じで、エレキギターの基本はギブソン、フェンダーだ。Mr.レスポールと、Mr.レオ・フェンダーにはいつも敬意を持っている。あと、エジソンにも。 そして忘れてはいけないのが、自然界の音だ。これこそが答えである。 要は、立体。厚みや奥行きを感じる音。これをエレキギターも出せるから、とりつかれた人は離せなくなる。 立体は、耳では聴こえない、身体で受ける、いわゆる振動を持っている。それも、心地良いか、良くないかの決定に至る、重要な要素である。 そして、その事をフォーカスしていくと、「心の世界」に至る。ギターと一体化するということ。ギターは恋人、または相棒。誰でも良いというわけじゃない。出会い。価値観を揃える。アイデアを出し、良いと思う方向に向かう。 ギターを買い、弾いてみて、ある程度慣れると、自分にもギターを合わせるために「改造」となる。そのままという人も少なくないが、プレイに多くの時間を費やすと、変化が欲しくなるものである。 今の世の中、無いものなんて無い時代だ。逆に情報が多過ぎて困惑する。とはいえ、セレクト出来るのだから、ありがたい事でもある。 しかし、それだけにはまってしまうと、コレクターとなり、プレイヤーからは遠のく。やはりバランスである。楽しくないと。 楽しみながら少しずつ腕を上げ、ギターの調整、チューニング、ピックに始まり、各部分を通過し、スピーカーから音が飛び出すまでの経過の見直しをし、薄紙1枚、2枚分の、ほとんど差の分からない積み重ねを繰り返し、薄紙も10枚になると、あきらかな差が出て来るものである。 そして、それがある一線に達すると、より多くの人が共感できる音に到達する。 だが、過程の段階では、他人にどう聴こえるのかを知るのは難しい。そこで、プロデューサーという職業があるわけだ。 そのように、「良い音」というのも、出すのはそう簡単ではないということ。 まずは、自分が納得しているレベルを知る方が先だ。上には上が、やはり当たり前に存在する。だから、一流のギタリスト達の音と、自分の音とを素直に比べて、何が違うのか、一つ一つ経験して、レベルを上げていくわけだ。 まさに「良い音」とは、修行によって、自然界に近い鳴りを得て、人の心に響く音と言っても、過言では無いのではないだろうか? |